チェロ講師永瀬拓輝
(ながせひろき)

経歴

埼玉県さいたま市出身。
桐朋学園大学音楽学部器楽科チェロ専攻卒業。
東京藝術大学大学院古楽科バロックチェロ専攻修了。
チェロを金谷昌治、花崎薫、倉田澄子の各氏に、バロック・チェロを武澤秀平、E・ジラール、酒井淳、鈴木秀美の各氏に師事。
2012 年バルバスト(仏)の古楽講習会にてR・ツィパーリング氏のマスタークラスを受講。
これまでにエルヴィン・オルトナー、グレーテ・ペダーシェン等、著名指揮者による古楽アンサンブルやオーケストラに参加。
ソロ、室内楽を中心に、モダンおよびバロックチェロの演奏活動を積極的に行っている。また、バロック音楽やバロックチェロについてのセミナー講師としても活動している。
「コーヒーカップ・コンソート」(大塚直哉指揮)メンバー。
現在、永瀬音楽教室、和幸楽器講師。
2022年第23回大阪音楽国際コンクールアーリーミュージック部門最高位受賞。

ごあいさつ

男性の歌声のような優しい音。
チェロのレッスンを担当しております永瀬拓輝と申します。
幼少期、ピアノを習いに行くと、いつもレッスン室の2階から、ピアノの音ではない、男性の歌声のような優しい音が聞こえてきました。それが私とチェロとの出会いです。
ピアノを教えてくださっていた先生のご主人がチェリストだったのです。ピアノのレッスンに行くと聞こえてくる温かいチェロの音色に一瞬にして虜になってしまいました。
チェロは、人間の声に一番近い楽器と言われております。温かくて、気持ちが落ち着くような音、時には激しい音など自分の感情をそのまま音として出せる、そんな魅力のある楽器です。また他の楽器に比べて、身体と楽器の密着度が高いため、身体に音の振動が伝わり、気持ちを音に乗せやすい楽器です。
私は大学まで現代のモダンチェロを専門に勉強しており、大学院では古楽を専門に勉強しておりました。モダンチェロも、バロックチェロもそれぞれに大変素晴らしい魅力があります。それぞれの楽器や、時代背景を考慮し、現代のモダンチェロの良いところ、バロックチェロの魅力などもお伝えできたらと思っております。
チェロは独奏曲も素晴らしい作品が多くありますが、室内楽などの様々な編成のアンサンブルにも、欠かせない楽器です。楽器や音はその人自身を写す鏡です。音楽が生活の一部となり、音は自身と共に成長してゆくものだと思います。
皆さんも自分の音を、私と一緒に探してみませんか?

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